蚕糸学賞・日本蚕糸学会賞 受賞者
蚕糸学賞(~平成20年度)
1931 | 昭和6 | 井上 柳梧 | 繭の解じょに関する研究 |
1932 | 7 | 田中 義麿 | 家蚕の遺伝学的研究 |
1933 | 8 | 横山 桐郎 | 蚕桑の害虫に関する研究 |
1935 | 10 | 松村 季美 | 家蚕の消化液及び体液に於けるアミラーゼ作用に関する研究 |
1936 | 11 | 木暮 槇太 | 光線並に温度の家蚕の化性卵色及び脱皮回数に及ぼす影響 |
1937 | 12 | 金子 英雄 | 家蚕繭セシリンの膠質化学的研究 |
1938 | 13 | 大澤 一衛 | 桑の細胞学的並に実験的研究特に「テトラプロイド」桑の出現と其品種育成上の利用に就て |
1939 | 14 | 奥 正己 | 家蚕繭糸の色素に関する化学的研究 |
1940 | 15 | 町田 次郎 | 家蚕の生殖細胞に関する研究 |
1941 | 16 | 小柳 達男 | 家蚕蛹のヴィタミンB2に関する研究 |
1942 | 17 | 田島弥太郎 | 蚕のW染色体を含む転座に関する研究 |
1943 | 18 | 川口 栄作 | 絹糸虫の細胞遺伝学的研究 |
1944 | 19 | 赤尾 晃 | 家蚕の新陳代謝に関する生化学的研究 |
1945 | 20 | 鈴木 純一 | 絹毛生糸に関する研究 |
1946 | 21 | 小針喜三郎 | 蚕品種の育成に関する研究 |
1947 | 22 | 鈴木簡一郎 | 蚕の遺伝並に品種の育成に関する研究 |
1948 | 23 | 鈴木 三郎 | 絹糸物理特に野蚕糸等の降伏点現象に関する研究 |
1949 | 24 | 田中 八郎 | ラウジネスに関する研究 |
1950 | 25 | 佐藤春太郎 | 単為生殖を中心とする家蚕の細胞学的研究 |
高木 一三 | 桑の形態及び生理に関する研究 | ||
1951 | 26 | 石森 直人 | 家蚕濃病の研究 |
蒲生 俊興 | 家蚕の栄養生理の研究 | ||
1952 | 27 | 吉沢 弥吾 | 繭形質と生糸品質との関連性の研究 |
1953 | 28 | 吉田徳太郎 | 桑葉のエーテル可溶物に関する研究 |
辻田 光雄 | 家蚕の細胞における有形物質,特にミトコンドリアの研究 | ||
1954 | 29 | 大村清之助 | 家蚕の生殖系に関する研究 |
村瀬 良一 | 絹糸の塩縮に関する研究 | ||
1955 | 30 | 有賀 久雄 | 家蚕における各種遺伝子の発現機構に関する研究 |
福田 宗一 | 家蚕の変態ならびに化性に関する内分泌学的研究 | ||
1956 | 31 | 門平潤一郎 | 家蚕の麹かび病に関する研究 |
松本 介 | 家蚕生繭の乾燥に関する研究 | ||
1957 | 32 | 諸星静次郎 | 家蚕における眠性並びに化性の生理遺伝学的研究 |
中川 房吉 | 繰糸並びに揚返中における生糸の張力に関する研究 | ||
1958 | 33 | 堀田 禎吉 | 桑の分類と分布に関する研究 |
高崎 恒雄 | 家蚕の育種遺伝学的研究 | ||
1959 | 34 | 針塚 正樹 | 家蚕における二三の形質に関する生理遺伝学的研究 |
大島 利通 | 桑の根の成長に関する生理生態学的研究 | ||
1960 | 35 | 高見 丈夫 | 蚕の発生学的研究およびその蚕業上への応用 |
沓掛 久雄 | 家蚕卵の保護に関する研究 | ||
1961 | 36 | 福田 紀文 | 家蚕絹糸蛋白質の形成に関する生化学的研究 |
大岡 忠三 | 生糸の色相に関する研究 | ||
1962 | 37 | 松尾 卓見 | 桑芽枯病に関する研究 |
嶋崎 昭典 | 製糸工程の統計的管理法に関する研究 | ||
1963 | 38 | 早川 卓郎 | 蚕糸業の経済史的研究特に養蚕経営の歴史的変化について |
小林 勝利 | 家蚕の神経分泌に関する研究 | ||
1964 | 39 | 入戸野康彦 | 家蚕の血球に関する研究 |
布目 順郎 | 家蚕の呼吸器に関する研究 | ||
1965 | 40 | 小林 安 | 自動繰糸機に関する研究 |
藤本 直正 | 蚕繭色の生理遺伝学的研究 | ||
1966 | 41 | 桑野 恒雄 | 養蚕技術の開発に関する研究 |
関 博夫 | 桑科植物の細胞学的研究 | ||
1967 | 42 | 糸井 節美 | 桑裏うどんこ病に関する研究 |
吉武 成美 | カイコの品種に関する遺伝生化学的研究 | ||
1968 | 43 | 堀江 保宏 | 家蚕の炭水化物代謝に関する研究 |
長島 栄一 | 家蚕幼虫斑紋に関する発生遺伝学的研究 | ||
1969 | 44 | 神岡 四郎 | 家蚕幼虫の前額神経球に関する研究 |
山崎 寿 | ウイルス性軟化病に関する一連の研究 | ||
1970 | 45 | 岡野正一郎 | 養蚕業に関する経済的研究 |
山口定次郎 | 家蚕幼虫消化器官の局所的機能分化に関する研究 | ||
1971 | 46 | 小野 四郎 | 生糸品質に関する繰糸の基礎的研究 |
石川 誠男 | 家蚕の感覚に関する電気生理学的研究 | ||
1972 | 47 | 中島 誠 | 家蚕のカロチノイド繭色遺伝子の発現機構に関する研究 |
渡部 仁 | 家蚕ウイルス病の感染病理と宿主抵抗性に関する研究 | ||
1973 | 48 | 川瀬 茂実 | 家蚕細胞質多角体病ウイルスの性状および増殖に関する生化学的研究 |
宮 慶一郎 | 家蚕生殖腺の発生に関する研究 | ||
1974 | 49 | 筑紫 春生 | 家蚕におけるリンケージ群に関する研究 |
南沢吉三郎 | 桑の雌雄性分化に関する研究 | ||
1975 | 50 | 北浦 澄 | 桑の凍霜害の発生に関する研究 |
河上 清 | 蚕の糸状菌病における感染と薬剤抵抗性に関する研究 | ||
1976 | 51 | 上田 悟 | 蚕の成長に関する研究 |
本多 恒雄 | 桑のさし木に関する研究 | ||
1977 | 52 | 江口 正治 | 蚕の消化酵素に関する生理遺伝学的研究 |
赤井 弘 | 蚕の絹糸腺の細胞学的研究 | ||
1978 | 53 | 井口 民夫 | 家蚕のアミノ酸栄養と代謝に関する研究 |
向山 文雄 | 家蚕の睡腺を中心とした消化生理に関する研究 | ||
1979 | 54 | 林屋 慶三 | 家蚕消化液中の赤色螢光蛋白質の生成に関する研究 |
山口 邦友 | 家蚕細胞質多角体病ウイルスの変異系統に関する研究 | ||
1980 | 55 | 山下 興亜 | 家蚕における炭水化物代謝と休眠性に関する研究 |
重松 孟 | 家蚕絹糸腺の蛋白質代謝に関する研究 | ||
1981 | 56 | 岩下 嘉光 | 家蚕ウイルス病の病理組織学的研究 |
大山 勝夫 | 桑の物質生産並びに根の機能に関する研究 | ||
1982 | 57 | 荘野 修 | 養蚕経営発展の技術的特質に関する研究 |
北村 愛夫 | 製糸工程における絹繊維の界面現象に関する研究 | ||
1983 | 58 | 土井良 宏 | 家蚕の突然変異体に関する形質遺伝学的研究 |
飯塚 敏彦 | 家蚕の腸内細菌相および消化液抗菌作用に関する研究 | ||
1984 | 59 | 小松 計一 | セリシンの溶解特性ならびに構造特性に関する研究 |
木村 滋 | 家蚕の脱皮・変態に関する生理化学的研究 | ||
1985 | 60 | 須貝 悦治 | 家蚕の雄性不妊に関する細胞学的研究 |
東城 功 | 倍数性桑樹の育成と利用に関する研究 | ||
1986 | 61 | 蒲生 卓磨 | 家蚕の絹糸および体液蛋白質の遺伝生化学的研究 |
佐藤 守 | クワ縮葉細菌病菌の生態・系統及び遺伝に関する研究 | ||
1987 | 62 | 和久 義夫 | 家蚕変態の細胞・組織学的研究 |
福原 敏彦 | 家蚕細胞質多角体病の感染病理に関する研究 | ||
1988 | 63 | 菱谷 政種 | 製糸業経営の研究 |
宮嶌 成壽 | 家蚕ウイルスの感染と発病防除に関する病理学的研究 | ||
1989 | 平成 元年 |
井上 元 | 家蚕の伝染性軟化病におけるウイルス増殖と発病制御に関する研究 |
木口 憲爾 | 家蚕における形質発現の内分泌支配に関する研究 | ||
1990 | 2 | 稲松 勝子 | 桑園土壌における有機物効果の解析並びに施用法に関する研究 |
白田 昭 | 桑の耐病性機構に関する研究 | ||
1991 | 3 | 柳川 弘明 | 家蚕人工飼料の組成改善に関する研究 |
西出 照雄 | 絹素材生産情報の計測制御に関する研究 | ||
1992 | 4 | 小林 正彦 | 鱗翅目昆虫のウイルスに関する病理学的研究 |
河原畑 勇 | 培養細胞系による蚕微胞子虫及び核多角体病ウイルスの感染病理学的研究 | ||
1993 | 5 | 平林 潔 | 絹フロイブロインの構造解析とその応用に関する研究 |
松原 藤好 | 蚕の無菌人口飼料に関する応用研究 | ||
1994 | 6 | 石原 廉 | 蚕の微粒子原虫Nosema bombycisの増殖機構に関する研究 |
黄色 俊一 | 家蚕における量的形質の発現に関する神経内分泌学的研究 | ||
1995 | 7 | 小林 迪弘 | カイコ核多角体病ウイルスの増殖に関する生化学的研究 |
新保 博 | 家蚕における含硫アミノ酸の利用・代謝に関する生理・生化学的研究 | ||
1996 | 8 | 山本 俊雄 | 家蚕における実用形質の遺伝・育種学的研究 |
河口 豊 | カイコの卵形成および発生過程における形質発現に関する遺伝・生理学的研究 | ||
1997 | 9 | 市川 信一 | カイコのE偽対立遺伝子群に関する遺伝学的並びに発生学的研究 |
野口 洋子 | 家蚕ウイルス性の感染病理と診断に関する一連の研究 | ||
1998 | 10 | 鈴木 幸一 | 天蚕の休眠機構と人工孵化に関する研究 |
竹田 敏 | カイコにおける眠性及び化性の化学制御に関する研究 | ||
1999 | 11 | 山川 稔 | 昆虫の生体防御蛋白質の同定及び発現,利用に関する研究 |
伴戸 久徳 | 家蚕軟化病ウイルス遺伝子の構造及び機能に関する研究 | ||
2000 | 12 | 田村 俊樹 | カイコにおける有用遺伝子の解析と導入に関する研究 |
柳沼 利信 | カイコ胚休眠の分子生理学的研究 | ||
2001 | 13 | 三浦 幹彦 | 蚕の吐糸営繭行動の三次元画像解析とそのモデル化 |
森 肇 | バキュロウイルスのペクター機能開発と形質転換技術への利用 | ||
2002 | 14 | マリアン ・ゴールドスミス |
カイコのコリオン遺伝子群に関する分子遺伝学的研究 |
藤井 博 | 家蚕キモトリプシンインヒビターに関する遺伝生科学的研究 | ||
2003 | 15 | 古賀 克己 | カイコ卵の初期発生におけるタンパク質の合成調節に関する研究 |
川村 直子 | 蚕の生殖細胞の発生および分化に関する研究 | ||
2004 | 16 | 前川 秀彰 | カイコゲノム構造の進化における転移因子様配列の役割に関する研究 |
坪内 紘三 | 絹タンパク質の機能解明と新素材開発に関する研究 | ||
2005 | 17 | 三田 和英 | カイコゲノム情報の解析と利用に関する研究 |
普後 一 | カイコガ羽化行動に関する生理・生化学的研究 | ||
2006 | 18 | 今西 重雄 | カイコの初代細胞培養新技術の開発と応用に関する研究 |
小島 峯雄 | クワのin planta形質転換法の開発 | ||
2007 | 19 | 杉村 順夫 | クワ巨細胞におけるカルシウム集積に関する細胞生物学的研究 |
原 和二郎 | cDNAプローブとRFLPを用いたカイコの遺伝解析法の確立と利用 | ||
2008 | 20 | 土田 耕三 | カイコY遺伝子とその対立遺伝子の分子機構の解明 |
甲斐 英則 | カイコ卵の休眠間発達 |
日本蚕糸学会賞(平成21年度~)
2009 | 平成21 | 嶋田 透 | トランスクリプトーム解析によるカイコのゲノム機能に関する研究 |
木内 信 | カイコ後胚子発育の生理活性物質による制御とその分子機構に関する研究 | ||
2010 | 22 | 大沼 昭夫 | カイコの雌雄分別孵化の平衡致死理論の構築と実証に関する研究 |
藤原 晴彦 | カイコおよび昆虫の染色体末端構造に関する研究 | ||
2011 | 23 | 町井 博明 | クワの不定芽培養系の確立とその利用技術の開発 |
川崎 秀樹 | 翅原基を用いたカイコ変態の遺伝子発現機構の解析に関する研究 | ||
2012 | 24 | 小林 淳 | 家蚕と野蚕の特性を活かした新規遺伝子発現系の開発と利用技術の確立 |
髙林 千幸 | カイコ絹の生活用及び医療用資材の作出に関する新製糸技術の開発研究 | ||
2013 | 25 | 佐藤 令一 | カイコにおけるBt毒素の受容体と殺虫機構に関する研究 |
伴野 豊 | 家蚕とクワコにおける形質変異および染色体変異に関する遺伝学的研究 | ||
2014 | 26 | 池田 素子 | 核多角体病ウイルス感染チョウ目昆虫細胞における抗ウイルス応答に関する研究 |
平山 力 | カイコにおける特異的代謝機構に関する研究 | ||
2015 | 27 | 東 政明 | 昆虫のpH調節・水分管理機構に関する分子生理学的研究 |
朝岡 潔 | カイコをはじめとする鱗翅目昆虫の味覚受容と摂食行動制御の神経機構の解明 | ||
2016 | 28 | 浅野眞一郎 | 新規殺虫性タンパク質遺伝子の発見、機能解析ならびに応用に関する研究 |
佐原 健 | カイコにおける染色体同定技術の確立と鱗翅目昆虫遺伝子FISHマッピングへの応用 | ||
2017 | 29 | 門野 敬子 | カイコの濃核病ウイルス感染性に関わる遺伝子の単離と機能解析 |
日下部宜宏 | 昆虫ゲノムDNAの安定化・維持機構に関する研究 | ||
2018 | 30 | 勝間 進 | バキュロウイルスの宿主制御機構に関する研究 |
岩野 秀俊 | 家蚕微粒子病における感染発現と病原性の遺伝的多様性の解明に関する研究 | ||
2019 | 31 | 竹村 洋子 | 精子の凍結保存および人工授精によるカイコ遺伝資源の長期保存法の開発 |
塩見 邦博 | カイコガにおける休眠卵産生の分子機構に関する研究 | ||
2020 | 令和2 | 行弘 研司 | 野蚕と家蚕の遺伝的多様性の解明と昆虫機能利用への応用 |
新美 輝幸 | カイコおよび昆虫の雄特異的形質に関与する遺伝子の単離と機能解析 | ||
2021 | 令和3 | 瀬筒 秀樹 | 遺伝子組換えカイコを利用した遺伝子機能解析システムの開発に関する研究 |
岩永 将司 | 昆虫由来培養細胞に潜在感染する Bombyx mori latent virus に関する研究 | ||
2022 | 令和4 | 鈴木 雅京 | カイコの性決定および性分化制御機構に関する研究 |
冨田秀一郎 | カイコ幼虫の腹脚形成の分子機構の解明 | ||
2023 | 令和5 | 大門高明 | カイコの脱皮変態に関する分子遺伝学的研究 |
小山朗夫 | 多様な特性を有する桑新品種の開発と新規用途拡大 | ||
2023 | 令和6 | 河本夏雄 | 遺伝子組換えカイコの生物多様性影響評価手法の開発と実装 |
小谷英治 | DNA修飾酵素の異所発現によるカイコ組織標的機能不全化の応用 | ||
決算,予算,他 |
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